ルクルト パワーリザーブ ハーフローター 10KGF アンティークウオッチ

ルクルト パワーリザーブ ハーフローター 10KGF アンティークウオッチ
  • スーツスタイル
  • 爽やかな印象

商品解説

商品名

ルクルト メンズ ブランド腕時計 自動巻 ホワイトダイアル USED(中古)

概要

ルクルトの腕時計です。メンズサイズ。

デザイン

腕時計でもっともスタンダードな円形の文字盤です。男性からも女性からも好感度の高い白文字盤。迷ったらこれ、というべきカラーです。腕時計の基本となるシンプルなアナログ表示です。シンプルなだけに、デザインの完成度の高さが必要です。 腕時計然とした印象になる革ベルト仕様の腕時計です。革ベルトは装用感に優れます。丈夫さと美しさを兼ね備えた、金めっきや金張りを採用した一本です。

スペック

自動巻です。腕の動きでゼンマイが巻き上がる腕時計との一体感は自動巻ならでは。

コンディション

中古(USED)の腕時計です。中古、というとネガティブな印象もありますが、腕時計ではヴィンテージやアンティークと呼ばれ、希少性のためプレミア価格になることもしばしばあります。158000ブランド腕時計としてはお求めやすい価格帯の一本です。人気商品のため売り切れとなっています。同様の商品をお探しください。

売り切れ/掲載終了

商品データ

商品名 ルクルト パワーリザーブ ハーフローター 10KGF アンティークウオッチ
ショップによる解説
アンティークウオッチを評価するとき、そのコンディションやデザインを基準とするのが一般的です。しかし、それ以外にも「独自性」や「技術の工夫」という視点を持つと、アンティークウオッチの魅力がより明らかになります。なぜここまで多くの人が古くて枯れた、キズのある時計に惹かれるのか、その答えはそれらの中にあるのかもしれません。
ルクルトは「レベルソ」などで知られるジャガー・ルクルト社の前身となる時計メーカーです。ルクルトは1830年代に小さなアトリエから始まりました。時計メーカーが多く集まるスイスの中でも優秀なマニュファクチュールとして知られており、数多くのムーブメントを開発/製造していました。1900年代には他社へのムーブメント供給も活発に行うようになり、1937年に「ジャガー・ルクルト」が誕生します。以降も北米市場ではルクルトの商標が使われていましたので、今回紹介する時計はその当時のものだと推量します。
文字盤12時位置の窓がこの時計の一番の特徴です。いわゆるパワーリザーブを表示する機能がついており、巻き上げたゼンマイの残量を視覚的に確認することが出来ます。巻き上げ効率の高くないハーフローターだからこそ、ゼンマイの残量が気になったのでしょう。赤色はゼンマイがなくなりつつある表示なのですが、デザインの良いアクセントとなるため、ついゼンマイ少なめで運用してしまう、というのはこの時計のユーザーの「あるある」かもしれません。12時、3時、6時、9時のみをアップライトのインデックスで表示しており、他はドットとしています。全部アラビア数字のものや、全部バー(長方形)のものなどもありますが、デザイン的に良いバランスなのはこのモデルのような組み合わせタイプではないでしょうか。
ケースは10KGFです。アメリカ市場では18Kや14Kのように金の含有量が高いものはあまり好まれなかった、と言われていますので、10K程度の色合いが好まれたようです。頑丈さと美しさを併せ持つGFであればなおさらです。風防の丸さに加え、スクリューバックの裏蓋にもある程度の丸みがあるので全体としてコロンとした印象があり、人が身につけるものとしてふさわしい形状となっています、むらなくやけた雰囲気のある文字盤も魅力的です。
二番目の特徴はハーフロータータイプの自動巻です。ハーフロータータイプの時計は時計本体を傾けたときに「コトリ」とローターがあたる感触があるのが特徴ですが、バンパータイプのこのモデルでは「コトトーン」という感じのより有機的な振動になっており、ローターが揺れる度にその心地よい振動を堪能することができます。
アンティークウオッチの最初の一本に、という感じでもないですが、はじめに書いたような「独自性」や「技術の工夫」を詰め込んだ一本であることは間違いないので、アンティークウオッチ然とした時計を探している方には自信を持っておすすめできる一本です。もちろん「古豪のマニュファクチュール・ルクルト」をはじめの一本にするのも素晴らしい選択といえますが。
ショップアンティーク時計通販専門店・タイムピース
ブランド
価格158,000158000158000円 (税込・ 送料別)
状況SOLD OUT
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ご利用上の注意

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ブランド情報(ルクルト)

ジャガー・ルクルトとは

ジャガー・ルクルトは時計通の中でも評価の高い腕時計ブランドの一つです。そのムーブメントの美しさは、数々の腕時計をみてきた熟練の時計職人をもうならせます。

エンジニア・ルクルト

1833年、エンジニアで発明家でもあったアントワーヌ・ルクルトは、自身のアトリエを構えました。その後ジュウ渓谷において、40にわたる専門職と20の最新技術をひとつの公房に集約し、手作業と機械作業を融合させたマニュファクチュールを実現しました。

アール・デコスタイル

1903年、創設者の孫にあたるジャック・ダヴィド・ルクルトが、時計職人のエドモンド・ジャガーを会社に招聘すると、ジャガー・ルクルトの時計にはアール・デコスタイルが定着しました。

1937年に社名を現在の「ジャガー・ルクルト」に改め、自社で設計/開発/製造することができる、スイス屈指のマニュファクチュールが誕生しました。

マニュファクチュール

ジャガー・ルクルトは、時計製造の全行程を自社内で行う「マニュファクチュール」の代表的存在です。170年を超える歴史の中で、千種類以上の機械式ムーブメントを開発しています。

その精密な時計製造を支える基盤は、手作業を重視したブランドの姿勢にあり、現在でも最もシンプルなレベルソ(後述)の製作に必要な工程において、その9割以上は手先の器用さが必要な作業だといわれています。

レベルソ

レベルソはジャガールクルトを代表するモデルです。もともとはポロの競技者が、時計の文字盤面を保護するために、時計部分を反転させることができる機能をもたせるように設計されたレベルソですが、その後バリエーションを増やし、中でも両面に時計表示機能を持たせた「デュオ」シリーズは高い人気を集めています。

「デュオ」に採用された「一つのムーブメントで二つの時刻を表示する」技術は、他社からも高い評価を得ました。

革新的アイデア

「文字盤をひっくり返せないか」「一つの時計で二つの時刻が見られないか」といった、顧客のシンプルな要求を実現しようとする姿勢もさることながら、ジャガー・ルクルトは顧客の期待を一枚上回る完成度と美しさで、実現することができるのが驚きです。

エンジニアであった創業者の精神が脈々と息づいているからこそ、生粋の時計職人では決して思いつかないような革新的アイデアに満ちた時計を、次々誕生させることが出来るのでしょう。

上品な雰囲気と美しさ

前述のように、エドモンド・ジャガーの参画によって、ジャガー・ルクルトのすべての時計にはアール・デコの価値観が浸透しました。

今もアール・デコの哲学は引き継がれ、ジャガー・ルクルトの時計は精度の高さだけでなく、特有の上品な雰囲気と美しさを兼ね備えています。

ため息の出るような上品な腕時計を見つけたら、それがジャガー・ルクルトである可能性は高いでしょう。

ルクルトの腕時計

Update 2017/12/10 by watchjournal-admin