ナイロンベルト
ナイロンベルト
腕時計のベルトといえば「革ベルト」と「金属ブレスレット」です。素材だけでなく、デザインもおおむねこの2タイプに収束しています。革ベルト、金属ブレスレットではない、第3のベルトである「ナイロンベルト」を紹介します。
NATOベルト
ナイロンベルトがどういうものかピンとこない方は、「NATOベルト」や「NATOストラップ」などのキーワードで検索してみてください。Amazonや楽天市場などで商品としても多く取扱いされています。「NATO」、つまり北大西洋条約機構という軍事同盟のキーワードで調べていただいたことからわかるように、ナイロン製のベルトはミリタリー系の腕時計でよく使われます。
ナイロン素材の長所
ナイロンの長所をみていきましょう。ナイロンは水に強く、また引っ張りにも強い素材です。そもそも女性のストッキングに用いる素材として開発され、「鋼鉄より強くクモの糸より細い」というキャッチフレーズで宣伝されていました。ナイロンは形が崩れにくく、耐蝕性があるなどの特長もあります。
ナイロン素材の短所
様々な長所がある一方で、火や熱に弱いという決定的な弱点があります。また、紫外線を浴びると革ベルトよりも短期間で劣化します。これは他の素材にも見られる症状ですが、ナイロンベルトはナイロン繊維を編み込んで作ることが多いので、端の処理が崩れるとそこから解けてしまうこともあります。
アウトドアユースに向いている
このように、長所短所ありますが、総合的に見てナイロンはアウトドアでの利用に向いています。なによりも「水に強い」ことが一番のメリットです。これを確認するために、革ベルトと金属ブレスレットではどうなのかを見てみましょう。
水による劣化
革ベルトは水に濡れると、変形したり風合いが変わります。また、そのまま放置するとカビが生えやすいのも弱点です。あまり知られていませんが、革ベルトは水に濡れた状態では熱に弱くなくなったりもします。金属ブレスレットはご想像の通り、水に長時間暴露するとサビが発生する可能性があります。
腕周りの適合範囲が広い
大抵のナイロンベルトは十分な長さがあります。これは、軍服やフライトスーツ、はては宇宙服まで、服の上から着けるのにとても便利です。逆に、腕が細い方はナイロンストラップがうまく使えない可能性もありますのでご注意ください。
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記事のメタ情報
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公開日 | 2018年3月9日 |
著者 | watchjournal-admin |
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