サマータイム制度
サマータイムとは
「サマータイム」とは、日照時間の長い夏の時間を有効に使うために、標準時をすすめる制度のことです。日本やヨーロッパなどでは「サマータイム」と呼び、アメリカなどではDST(Daylight Saving Time)とよばれています。
日本の実施状況
日本では「サマータイム」と呼ぶ、と説明しましたが、実は日本はサマータイム制度を導入していません。1940年代に数年だけ試してみたことがありますが、それ以降は制度として導入されていません。海外旅行に行ったり、留学したり、あるいは仕事で海外の人とやり取りする段になってようやく認識する制度です。
世界の実施状況
一方、世界での導入状況はどうでしょうか。世界では70カ国以上がサマータイム制度を導入しています。また、OECD(経済協力開発機構)に加盟している35カ国中では、日本と韓国などを除くほとんどの国が導入しています。サマータイムを実施していないのは珍しいのです。
サマータイムのメリット
サマータイムの一番のメリットは、日照を最大限に使うのでエネルギーの節約になる、ということです。各国が導入している理由の大半はこれだと推量します。また、メリットとしてあげられるもう一つの理由は「消費の拡大」です。サマーアイムを導入すれば、仕事が終わった後も明るいので、余暇を過ごす方法が多様化し、GDPを押し上げる効果がある、と言われています。
サマータイムのデメリット
一方で、時計を設定し直さなくてはいけなかったり、体が慣れないなどのデメリットも考えられます。特に、たとえば日本が今からサマータイムを導入しようとすると、あらゆるシステムの見直しが必要となり、なかなかの混乱が予想されます。
腕時計とサマータイム
サマータイムの導入は社会的には大きな負担になりそうですが、個人レベルでは時計の針を進める(あるいは戻す)だけなので、海外旅行に行ったときと同じ感覚です。また、電波時計がもっとも活躍できる瞬間かもしれません。
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記事のメタ情報
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公開日 | 2018年4月15日 |
著者 | watchjournal-admin |
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