腕時計のベルト
腕時計のベルト
腕時計のベルト、と一口に言っても、腕時計を使うシーンや用途に応じて素材や形が様々に変化します。腕時計の印象を左右することもあるベルトについてまとめました。
ベルト?バンド?ストラップ?
以前に比べるとあまり聞かなくなってしまいましたが、ベルトは「バンド」や「ストラップ」と呼ぶこともあります。また、「ブレス」とか「ブレスレット」という呼び方も耳にしたことがあるはずです。腕時計新聞では「ベルト」を総称とし、革素材のものを「革ベルト」、金属製のものを「ブレスレット」として、それ以外のラバーや布、ナイロンなどでできたものは「その他のベルト」として分類しています。
革ベルト
腕時計のベルトで基本となるのは革ベルトです。革ベルトには様々な素材の皮革が用いられます。牛、豚、羊、ワニ、ダチョウ、エイ……など、挙げればキリがありません。他の革製品と同じように伸縮性や吸湿性があり、腕馴染みが良いのが特徴です。着け心地も抜群なのですが、汗や水に弱いことや、経年劣化すること、またそれ故に消耗品であることなどから、どんな時でも革ベルトが一番最適、というわけではありません。
ブレスレット
ブレスレットは金属のパーツ(コマ)を組み合わせて作られています。革ベルトと比較すると汗や水、汚れに強く、耐久性もあります。強いて言えばサイズの調整が面倒ですが、装着や脱着は比較的楽なので、利便性の高さで言うと一番でしょう。バネが仕込まれた伸縮タイプのブレスレットもあり、これは脱着がさらに楽ですが、若い腕時計ユーザーにはあまり好まれません。
その他のベルト
特殊な環境で使うことを想定したベルトもあります。ダイバーズウォッチなどで採用されているラバーベルトや、ミリタリーウォッチでよく用いられるナイロンベルトや布ベルトなどです。いずれも普段使いすることもできますので、腕時計の雰囲気を変えたり、袖の上から腕時計を着けたいときなどに重宝します。革ベルトと同様、消耗品と考えてこまめに交換したいところです。
注意するべきベルト
腕時計を購入する時、特に中古の腕時計を買う時は、腕時計とブレスレットが一体となったものや、ベルト固定部の金具(バネ棒)が取り外せないものは注意が必要です。前者は長さが足りない場合があったり、後者は専用の革ベルトが必要なことが多いからです。いずれもお金さえ出せば解決できることもありますが、腕時計本体よりも高額な作業費用が必要な場合もあります。アンティークやヴィンテージで上記のような仕様の腕時計を検討する場合は、十分に調べてから購入することをおすすめします。
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公開日 | 2018年1月26日 |
著者 | watchjournal-admin |
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