腕時計のコマが足りないとき

腕時計のコマが足りないとき

腕時計のコマが足りないとき

腕時計のブレスレットを構成する部品を「コマ」と呼びます。アンティークやヴィンテージ、中古など、新品ではない腕時計を買ったときに気をつけなければいけないのが腕周りのサイズです。ブレスレット仕様の腕時計でコマが足りない場合、どのように対応すればよいでしょうか。

コマを見つけるのは難しい

まず最初に、腕時計のコマはそう簡単には見つからない、と覚悟しておきましょう。腕時計は時計本体だけでなく、ブレスレットでデザインを決め、使い勝手や使用感を調整します。同じブランドの同じモデルであっても、年代が異なれば違うブレスレットにしていることもあるでしょう。星の数ほど種類のあるコマの中から、自分が欲しいものを探すのは至難の業なのです。

時計店に頼る

まずは、近くの時計販売店に訪ねてみましょう。百貨店や路面店を構えるようなブランドであれば、それほど苦労せずコマを見つけることができるはずです。一方、街の時計店では、腕時計の購入者が不要なコマを置いていく場合があり、在庫している場合もありますので確認してみましょう。

修理店に頼る

次に可能性があるのが修理店です。電池交換を専門しているような修理店では難しいかもしれませんが、長く営業している修理店であれば、在庫のストックも多いはずです。アンティークやヴィンテージモデルでは、販売店よりも修理店のほうがみつかる可能性が高いかもしれません。

インターネットオークションやフリマアプリ

ヤフオクなどのインターネットオークションや、メルカリなどのフリマアプリは、「日本中のどんなものでも売っている」のがウリのひとつです。商品数が多いので、自分の希望する商品を見つけるのが一苦労ですが、型番やモデル名、年代をキーワードに探してみましょう。

どちらかといえば、現行品に近いモデルのコマがたくさん販売されているように思います。時計を購入したあとに、コマを売って少しでも費用負担のインパクトを軽減したい、という消費者心理の現れかもしれません。

海外のオークションやECサイト

日本国内で見つからなければ、eBayなどの海外オークションをあたってみるのも悪くないかもしれません。特に、古い国産の腕時計や、海外での方が人気のある老舗ブランドでは、日本よりも海外の方が部品の流通数が多いように思います。

ただし、送料などを踏まえると高額になってしまう場合もありますので、財布との相談が必要です。ちなみに、海外ではモデル名や型番が違っていることもありますので注意が必要です。

メーカーに頼る

どうしても見つからなければ、メーカーに直接尋ねるのも悪くないかもしれません。最初からこうすればよいのでは、との声が聞こえそうですが、これには理由があります。

腕時計メーカーは、個人の要求を丁寧に(そして迅速に)対応してくれることはほとんどありません。もちろんメーカーによるとも思いますが、そもそも問い合わせの窓口を探すことでさえ難しいのが現状です。他でいろいろ手を尽くしたあとにチャレンジすることをおすすめします。

それでも見つからなければ

それでも見つからない場合は、3つの選択肢があります。ひとつは、汎用のブレスレットに交換することです。デザインもクオリティも変わってしまいますが、腕時計が使えないよりはマシでしょう。また、革ベルトに交換する、という手もあります。

最後は奥の手ですが、もう一本同じ腕時計を買う、という手段です。2本めの時計をそのまま持っておくのもよいですが、2本めのブレスレットだけ所持しておき、本体は安価で売ってしまっても良いかもしれません。腕に着けることができて初めて「腕時計」です。費用をどこまでかけるかを決めたら、ベストな手段を選びましょう。

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公開日2019年7月15日
著者watchjournal-admin

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